イギリスのナショナルトラストのかの大天才のニュートンの生家であるウールスソープマナー(Woolsthorpe Manor)を紹介します。実際にウールスソープマナーを訪問した時の写真と現地で感じた印象を中心に記事中に紹介します。なお、ウールスソープマナーの歴史的な背景についてはナショナルトラストのサイトも参照しています。
参考:ナショナルトラストの成り立ちや経緯は下記のリンクにまとめていますので参考にして下さい。
この記事でわかること
- ウールスソープマナーの場所と行き方
- ウールスソープマナーの見どころ
- ウールスソープマナーの写真
ウールスソープマナーについて
まず、ウールスソープマナー(ニュートンの生家)はこんな感じの建物です(下記の写真)。
場所と行き方
場所:NG33 5PD, イーストミッドランド(East Midlands)、リンカンシャー(Lincolnshire)
行き方:車でロンドンから約2時間半くらい、電車・バスの乗りつぎで3時間くらい
ウールスソープマナーの見どころ
ウールスソープマナーはかの有名なアイザック・ニュートンの生家です。
万有引力の法則をはじめニュートンの生涯の研究成果の大半がこの地で発見されています。
ニュートンがウールスソープマナーに滞在した期間は「奇跡の18ヶ月」と言われ近代科学に大きな影響を与えました(これらの発見がプリンピキアにまとめられ発刊されたのはこの時から20年くらい後になります)。
もちろん、万有引力の法則の発見の手がかりになったリンゴの木もあります!(因みに、ケンブリッジ大学のトリニティカレッジにあるりんごの木はニュートンの生家の木からの挿し木です)
このリンクからウールスソープマナーのマップにアクセスできます(ウールスソープマナーのマップ)。
次にウールスソープマナーの歴史について簡単に説明します。
ウールスソープマナーの歴史ハイライト
ニュートンが1642年のクリスマスの日にウールスソープマナーで生まれました。ニュートンは父親を早くに亡くし、ニュートンがわずか3歳の時に母親が再婚し再婚相手の家に移り住んだ為、ニュートンは祖父母のよって育てられました。
グラサムの教会(St. John the Baptist’s Church、ウールスソープマナーより徒歩10分くらい)にはニュートンが9歳の時に作った日時計があります。時間があれば立ち寄ってみてください。
地元グラサム(Grantham)のグラマースクールに通い、才能が開花していき、1661年にケンブリッジ大学に入学しました。
1665年にロンドンのペスト流行により生まれ故郷のウールスソープマナーに避難してきます。今で言う「ロックダウン」のような状況です。
この時ウールスソープマナーで過ごした18ヶ月が、「奇跡の18ヶ月」と言われるようになる特別な期間だったのです。
1943年にナショナルトラストに寄贈されました。
ウールスソープマナーの写真
まとめ
今回はウールスソープマナーを紹介しました。大天才のニュートンが近代科学の扉を開いた歴史的な場所です。イギリスのとっておきの場所に、一度、訪れてみては如何でしょうか?