当サイトはアフィリエイト広告を利用しています。

ロイヤル・パークス【かめらく】

当サイトはアフィリエイト広告を利用しています。
  • URLをコピーしました!

イギリスに旅行で訪れたり住んだりしたことのある人が感じることの一つが「イギリスの綺麗な公園」です。イギリスが公園大好きな国民であり、日常会話には公園での散歩が頻繁に話のタネになります。今回の記事ではそんなイギリスの公園の魅力についてお伝えします。

この記事でわかること

  • イギリスの公園の特徴
  • イギリスの公園のお気に入りのポイント
  • ロンドンのロイヤル・パークス
目次

イギリスの公園

英国式庭園と漢字で書くと難しく感じるかもしれないですね。当然ながらカタカナで書くとブリテッシュガーデンとなります。意味は同じですが。。。

庭園の作りはその文化、伝統、時代の流行が大きく影響しています。

イギリスの公園は面白いことに、ブリテッシュガーデンの伝統を維持しつつ、巧みに色々な国の要素を取り入れてきたようです。

時代時代によっての造成方法やその時の流行を反映していてイギリスの公園を深掘りしてみるとイギリスの歴史を少し紐解いたような気がします。

英国式庭園がどうこうとマニアックに論じることも当然可能で、公園の管理人の人達とたまたま遭遇すれば、少しテクニカルなウンチクを語ると大喜び間違いなしです。

イギリスの公園の大部分はイギリスの歴史と深く関わっています。

例えば、

  • ロンドンの真ん中のハイドパークはその昔王族の狩猟を楽しむ場所でした。ちなみに、ロンドン(ロンドン近郊含む)には8つの王族所有の公園があり、ロイヤル・パークス(王立公園)と呼ばれています。
  • ロイヤル・パークスの一つのグリニッジパークは船舶通商の歴史と深く関わりがあり、子午線発祥の地としても有名ですね。
  • ケンジントン・ガーデンズは18世紀に造園された当初はケンジントン宮殿の一部でした。

また、ロイヤル・パークスではないですが、ロンドンの北西部のハムステッドヒースの一角(ケンウッドハウス)はギネスビールの社長の住宅とその庭園 (1925年頃)でありイギリスのグリーンベルト運動の重要な拠点となった場所でした。

など、公園の歴史を紐解くとそれぞれの公園を更に深掘りできます。

お気に入りのポイント

我が家のイギリスの公園の大好きなところはいくつもあります。

  • 季節毎に色々な花が植えられ、どの季節に行っても楽しい
  • ほぼ必ず美味しいお洒落なカフェが併設
  • 公園の数も規模も大きい
  • 大きいが故に何回いっても同じ道を通らなくて良い
  • 晴れの日、曇りの日、雨の日、雪の日と色々な表情

1年間を通して、公園は生活の一部です。

ロンドンの8つのロイヤル・パークス

前述の通りロンドンにはロイヤル・パークスといって王族所有の公園が全部で8つあります。イギリス公園の入門としてまずこの8つを制覇してみてはどうでしょうか?

8つの公園は次の公園です。

  1. ハイドパーク
  2. ケンジントン・ガーデンズ
  3. セントジェームズパーク
  4. グリーンパーク
  5. リージェントパークとプリムローズヒル
  6. グリニッジパーク
  7. リッチモンドパーク
  8. ブッシーパーク

場所はこんな感じで前述の4つは密集していますので1日でハシゴ可能ですね。

最寄りの駅(地下鉄のライン)と歴史的な背景を付け加えます(行き方はこの他にも色々あります)。

番号公園最寄りの駅歴史的な背景
ハイドパークセントラルライン マーブルアーチ駅ヘンリー8世が1536年にウェストミンスター寺院から土地を取得して狩猟場の一つに加えました。当時は王族私有する公園でしたが、1637年にチャールズ1世が一般公開し、1700年代にキャロライン女王(ジョージ2世の妻)によって、現在みられるハイドパークの景観が造られました。
ケンジントン・ガーデンズセントラルライン ランカスターゲート駅始まりはヘンリー8世のハイドパークの取得でした。元々、ケンジントン・ガーデンズはハイドパークの一部でした。1689年にウィリアム3世と妻のメアリー女王がケンジントン宮殿を建設した際に、ハイドパークの一部を使いプライベート・ガーデンを作りました。それがケンジントン・ガーデンズの始まりでした。1728年にはキャロライン女王(ジョージ2世の妻)によってさらに手が加えられ、より洗練された公園になりました。
セントジェームズパークピカデリーライン グリーンパーク駅この公園もヘンリー8世がこの地を狩猟の場の一つに加えたことが始まりでした。1660年に国王になったチャールズ2世がフランスの造園家に公園の再設計を依頼し現在の景観になりました。(チャールズ2世は南北戦争の亡命中に接したフランス庭園より強く影響を受けていたのです。)
グリーンパークピカデリーライン グリーンパーク駅1660年チャールズ2世によって造られました。以前からあったセントジェームズパークとハイドパークを結び王室の敷地だけを通ってハイドパークからセントジェームズパークまで行けるようにするためです。1826年に一般公開されました。
リージェントパークとプリムローズヒルサークルライン ベーカーストリート駅この公園もヘンリー8世がこの地を狩猟の場の一つに加えたことが始まりでした。1000年代に当時のリージェント王子が建築家のジョン・ナッシュに造園を依頼しました。設計当初はリージェント王子の宮殿・別荘を囲む広大な丸い公園だったようです。プリムローズヒルは1841年に王室の所有物になりリージェントパークと繋がります。
グリニッジパークDLR カティーサーク駅グリニッジパークの敷地内には古代ローマ神殿跡があります。アングロサクソン人にとって大変重要な土地だったようです。王族との繋がりは1427年いヘンリー5世の弟であるグロスター公ハンフリーがこの土地を相続したことにより始まりました。その後、ヘンリー8世がグリニッジの地で産まれました。1800年代からグリニッジパーク は一般公開されています。
リッチモンドパークオーバーグラウンド リッチモンド駅リッチモンドパークと王室の関わりは1200年代まで遡ります。その景観は800年もの間、ほとんど変わっておらず王室の狩猟の場であり、8つあるロイヤル・パークスの中で最大規模です。
ブッシーパークサザンウェスタン鉄道 テディントン駅1500年代、ハンプトンコート宮殿とブッシーパーク はトーマス・ウルジー枢機卿の所有でしたが、1520年代の失脚を機にヘンリー8世の所有になました。その後1638年に現在に近い景観に造成されました。
参照:The Royal Parks website

それぞれの公園の写真を参考までに。

  1. ハイドパーク
  1. ケンジントン・ガーデンズ
  1. セントジェームズパーク
  1. グリーンパーク
  1. リージェントパークとプリムローズヒル
  1. グリニッジパーク
  1. リッチモンドパーク
  1. ブッシーパーク

まとめ

ロイヤル・パークスを足がかりに一つの公園をじっくりと楽しむキッカケになればと思います。毎日のちょっとした散歩コースに目立たないけど飽きることない公園をお気に入りの場所に追加できるかもしれませんよ!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次