イギリスで住み始めると車は何かと便利ですね。子供の送り迎えやちょっとしたスーパーでの買い物など車があると便利なシーンは沢山あります。たまに近くに小旅行なんて時も小回りがきいてとても便利です。この記事では車がパンクした時、イギリスの場合、どこで修理すればいいのか紹介します。
この記事でわかること
- 「パンクしたかな?」って思う時
- 適切なタイヤの空気圧はどこに表示?
- イギリスでのパンクの修理場所
パンクを疑う時?
日本でもイギリスでも車はパンクするものです。釘を拾ってしまったり、ゴムの劣化でタイヤの傷みが進んだりと理由は色々あります。
しかし、実際にパンクを経験することはあまりないかもしれません。私たちもイギリスで20年近く住んでいますが、パンクしたのは今のところ2回です。
因みにパンクすることをイギリスでは、
- Flat tyre
- Puncture
辞書ではFlat tyreはアメリカ英語、Punctureはイギリス英語となっていたりしますが、どちらの表現でも問題なく通じます。
初めにパンクに気づくのはこんな時ではないでしょうか?
- タイヤの空気が完全に抜けた場合
- 運転中にひどいパンクをしてハンドルを取られた場合
- タイヤの形が一つだけ空気が少ない感じ
- 車に装備されているタイヤの空気圧表示からの警告
- 走行中に聞きなれない「かたかた」という音が聞こえる時
釘を拾ってしまった時、釘がタイヤにしっかり刺さっていると空気の抜けはゆっくりです。その場合は、走行中に聞きなれない「かたかた」という音が聞こえることがあります。釘の頭がアスファルトの路面に当たる音です。
適切なタイヤの空気圧はどこに表示?
車の運転席側のドアフレームに記載があります。例えば、こんな感じです。
イギリスではよくPSIという単位が使われます。この場合だと前輪は五人乗車の場合は36PSIです。
空気を入れてみましょう
まず、パンクの状況にもよりますが、空気を入れてみることをオススメします。
- 車のトランクに「自動車用の空気入れ」が備わっている場合(下の写真参照)
- それで空気を入れてみましょう。使い方は簡単で、空気入れをタイヤに繋ぎ、シガーソケットから電源をとって入れるだけです。音は凄く大きいですが、空気を入れているだけなので心配はありません。
- ガソリンスタンド(もし運転できるくらい空気圧がのこっている場合)
- 車に「自動車用の空気入れ」が備わっていない場合で運転できる空気圧が残っている場合はガソリンスタンドへ行って空気を補充しましょう。下記のような機械があり、1ポンドくらいで空気を入れられます。
- 入れたい空気圧を入力し、機械を作動すると、目標の空気圧になるとブザー音で知らせてくれます(下記の1〜4の手順)。
- 空気圧が下がり切っていて運転が継続できない場合
- 車のトランクに「自動車用の空気入れ」が備わっている場合はそれを使っていれてみましょう(上記参照)。
- 自動車保険にロードサービスが
- 付帯されていれば保険会社に連絡しロードサービスを依頼
- 付帯されていなければ、AAかRAC(日本のJAFのようなロードサービス)などのロードサービスへ連絡
イギリスでのパンクの修理場所
イギリスで車のタイヤがパンクした場合、次の修理方法が一般的です。
- ディーラーで修理
- 近くの修理工場(ガレージ)で修理
注意点はディーラーに持っていった場合、ディーラーではパンクの修理は行わず、タイヤ交換のみで対応しているところもありますので、持ち込む前に電話で確認することをオススメします。
以前、ヨーロッパのメーカーの車のパンクをディーラーに持ち込んだところ「パンクの修理は扱ってなく、タイヤ交換になります」と言われ、タイヤ片方で170ポンド(合計で340ポンド・両輪を変える為)の見積もりでした。
さすがに、それは「ないだろう」と思い、近くの修理工場に持っていって、簡単に穴を埋める修理をしてもらいました。支払額は25ポンドでした(ちなみにタイヤはノーマルタイヤ)。
まとめ
イギリスは公共の交通機関も発達しているので便利ですが、やはり車があると小回りが利き便利です。この記事では、たまに忘れた頃に起こってしまうパンクについて取り上げました。私たちのように車に関して素人の方の参考になればと思います。安全運転でイギリスでのドライブを楽しんでください。